こんにちは!ウメサクです(^_^)/
日本ハムファイターズが、前パイレーツのコディ・ポンセ投手の獲得を発表しました。

最速154.2㎞/hを誇る身長198cmの大型右腕です!
今回の記事では、コディ・ポンセ投手の「プロフィール」・「年度別メジャー・マイナーの成績」・「投手としての特徴」などをまとめていきたいと思います。
プロフィール


名前 | コディ・ジョー・ポンセ |
国籍 | アメリカ |
生年月日 | 1994年4月25日(27歳) |
身長 | 198cm |
体重 | 116㎏ |
投球・打席 | 右投・右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 MLBドラフト2巡目 |
MLB初出場 | 2020年8月2日 |
経歴(MLB) | ・ピッツバーグ・パイレーツ(2020-2021) ・北海道日本ハムファイターズ(2022-) |
MLBドラフトでは2巡目(全体55位)とドラフト上位でプロ入り。
2019年に初めて3Aまで昇格すると、この年は3Aで4試合に登板し、1勝3敗、防御率5.30の成績を残した。
2020年8月2日に初めてメジャーに昇格すると、この年はメジャーで5試合に登板し、1勝1敗、防御率3.18、12奪三振と登板数は少ないが、そこそこの成績を残した。
2021年もメジャーで15試合登板しているが、成績が振るわず11月29日に自由契約になった。

メジャーでの実績は少ないですが、年齢が27歳と若くこれからの伸びしろにも期待できる投手です!
年度別メジャー・マイナー(3A)成績


- 年度別MLB成績
年度 | 登板 | 先発 | 防御率 | 勝 | 敗 | H | S | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | BB/9 | K/9 | WHIP |
2020 | 5 | 3 | 3.18 | 1 | 1 | 0 | 0 | 17.0 | 6 | 12 | 3.18 | 6.35 | 1.06 |
2021 | 15 | 2 | 7.04 | 0 | 6 | 0 | 0 | 38.1 | 11 | 36 | 2.60 | 8.50 | 1.75 |
通算 | 20 | 5 | 5.86 | 1 | 7 | 0 | 0 | 55.1 | 17 | 48 | 2.78 | 7.84 | 1.54 |
- 年度別マイナー(3A)成績
年度 | 登板 | 先発 | 防御率 | 勝 | 敗 | S | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | BB/9 | K/9 | WHIP |
2019 | 4 | 4 | 5.30 | 1 | 3 | 0 | 18.2 | 7 | 20 | 3.46 | 9.89 | 1.34 |
2021 | 15 | 8 | 4.71 | 1 | 4 | 0 | 57.1 | 18 | 59 | 2.84 | 9.30 | 1.27 |
通算 | 19 | 12 | 4.86 | 2 | 7 | 0 | 76.0 | 25 | 79 | 2.96 | 9.36 | 1.29 |
メジャーでは、通算20登板の内、先発5試合・中継ぎ15試合と中継ぎ中心の起用をされています。
3Aでは、通算19登板の内、先発12試合・中継ぎ7試合と若干先発の方が多いですね。
投手としての特徴
下記はコディ・ポンセ投手の2020年・2021年メジャーリーグでの投球映像です↓
以下より、投手としての特徴を見ていきましょう↓
球種
- 4シーム・・・41.7%
- カットボール・・・18.8%
- カーブ・・・16.6%
- スライダー・・・14.3%
- チェンジアップ・・・8.1%
- シンカー・・・0.4%
2021年には、4シーム・カットボール・カーブ・スライダー・チェンジアップ・シンカーの6種類を投げています。
中継ぎ登板が多かった割には、球種が豊富ですね。
球種は多いですが、投球の41.7%を4シームが占めており、4シームを中心にカットボール・カーブ・スライダーをバランス良く投げています。

スライダーは2021年から投げ出した新球種です!
以下より、球種別のデータを見ていきましょう↓
4シーム(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2020 | 98 | 17 | 2 | 1 | 3 | .118 | 150.0㎞/h | 2516 | 20.0 |
2021 | 297 | 65 | 21 | 2 | 13 | .323 | 150.0㎞/h | 2257 | 13.4 |
カットボール(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2020 | 62 | 17 | 6 | 2 | 1 | .353 | 143.7㎞/h | 2543 | 9.4 |
2021 | 134 | 26 | 9 | 2 | 6 | .346 | 143.9㎞/h | 2320 | 25.0 |
カーブ(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2020 | 63 | 17 | 2 | 0 | 6 | .118 | 126.0㎞/h | 2270 | 32.3 |
2021 | 118 | 35 | 11 | 1 | 11 | .314 | 127.9㎞/h | 2165 | 29.9 |
スライダー(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2021 | 102 | 24 | 10 | 2 | 5 | .417 | 135.2㎞/h | 2311 | 28.8 |
チェンジアップ(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2020 | 21 | 8 | 2 | 2 | 1 | .250 | 136.2㎞/h | 1975 | 10.0 |
2021 | 58 | 12 | 5 | 1 | 1 | .417 | 138.2㎞/h | 1888 | 25.0 |
シンカー(MLB成績)
年度 | 投球数 | 打数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 被打率 | 平均球速 | スピン | whiff% |
2020 | 21 | 1 | 0 | 0 | 1 | .000 | 150.0㎞/h | 2550 | 14.3 |
2021 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | 149.2㎞/h | 2523 | 0.0 |
4シームの最速154.2㎞/h・平均球速150.0㎞/h
2021年は中継ぎ登板メインで4シームの最速は154.2㎞/h・平均球速は150.0㎞/hと、MLBの中継ぎ平均球速に比べると遅いです。

NPBの平均よりは速いです!
スピン量は2257と平均的な数字です。
4シームはシュート回転しており、2021年の被打率は.323と打たれている。
左右とも被打率が高い・対左打者に長打を打たれやすい・対右打者のほうが奪三振率が高い
コディ・ポンセ投手の左右別被打率(MLB)は以下のようになっています↓
○2020年
・対右打者・・・27打数5安打=被打率.185 被本塁打(2本)・6奪三振
・対左打者・・・33打数7安打=被打率.212 被本塁打(3本)・6奪三振
○2021年
・対右打者・・・95打数33安打=被打率.347 被本塁打(2本)・26奪三振
・対左打者・・・68打数23安打=被打率.338 被本塁打(6本)・10奪三振
○2020年~2021年通算
・対右打者・・・122打数38安打=被打率.311 被本塁打(4本)・32奪三振
・対左打者・・・101打数30安打=被打率.297 被本塁打(9本)・16奪三振
通算の右打者被打率.311、左打者被打率.297と左右ともに被打率が高く差はあまりありません。
被打率は左打者の方が低いですが、被本塁打は対左打者の方が多く、左打者に長打を打たれやすい傾向があります。
奪三振は全体の67%を対右打者から奪っており、対右打者の方が奪三振を取りやすいです。
対左打者には4シーム・対右打者にはカーブが有効
2020年~2021年の球種別・左右別被打率は以下のようになっています↓
○2020年~2021年の通算球種別・左右別被打率
1、4シーム
・対右打者・・・47打数16安打=被打率(.340)
・対左打者・・・35打数7安打=被打率(.200)
2、カットボール
・対右打者・・・22打数8安打=被打率(.364)
・対左打者・・・21打数7安打=被打率(.333)
3、カーブ
・対右打者・・・29打数5安打=被打率(.172)
・対左打者・・・23打数8安打=被打率(.348)
4、スライダー
・対右打者・・・19打数7安打=被打率(.368)
・対左打者・・・5打数3安打=被打率(.600)
5、チェンジアップ
・対右打者・・・4打数2安打=被打率(.500)
・対左打者・・・16打数5安打=被打率(.313)
6、シンカー
・対右打者・・・1打数0安打=被打率(.000)
・対左打者・・・1打数0安打=被打率(.000)
カーブの対右打者成績は、29打数5安打で被打率.172と好成績を残しています。
対左打者のカーブ被打率は.348と.176も差があるので、対右打者に有効なボールなのが分かりますね。
逆に4シームは対左打者成績35打数7安打で被打率.200と左打者に対して好成績を残しています。
4シーム・カットボール・カーブに関しては、左右によって投球割合はあまり変わりませんが、スライダーは対右打者に多く、チェンジアップは対左打者に多く投げています。
与四球率は平均より優れている
コディ・ポンセ投手の9イニングの間にいくつの四球を与えるかを表す与四球率の指標【BB/9】は以下のようになっている↓
- 2020年・・・3.18
- 2021年・・・2.60
- MLB通算・・・2.78
- 2019年・・・3.46
- 2021年・・・2.84
- 3A通算・・・2.96
MLB通算のBB/9は2.78と9イニングに約2~3個の四球を与える計算になります。
2.78はMLBの平均よりも良いので、与四球に関しては問題ないと思います。
あとは、NPBのボールに慣れれば四球を多く与えて自滅するようなピッチングはなさそうですね!
奪三振能力は平均的
コディ・ポンセ投手の9イニングの間にいくつの三振を奪えるかを表した指標「K/9」の年度別MLB成績・3A成績は以下の通りです↓
- 2020年・・・6.35
- 2021年・・・8.50
- MLB通算・・7.84
- 2019年・・・9.89
- 2021年・・・9.30
- 3A通算・・・9.36
3A通算のK/9は9.36と高い数字を出していますが、MLB通算K/9は7.84と平均的です。
特に4シーム・カットボール・カーブ・スライダーの4球種でバランス良く奪三振を記録しているので、ウイニングショットに投げられる球種の引き出しが多いのが特徴です。
まとめ:球種が豊富で与四球率が優秀な大型右腕


コディ・ポンセ投手について紹介しました。
- MLBでは中継ぎ登板がメイン
- 球種は4シーム・カットボール・カーブ・スライダー・チェンジアップ・シンカーの6種類
- 4シームの最速は154.2㎞/h・平均球速は150.0㎞/h
- MLBでは左右共に被打率が高く差は無い
- 対左打者に長打を打たれやすい
- 対右打者のほうが奪三振が多い
- 対左打者に4シーム・対右打者にカーブが有効
- スライダーは対右打者に多く投げている
- チェンジアップは対左打者に多く投げている
- 与四球率が優秀ni
- 奪三振能力は平均的
- ウイニングショットに使える球種の引き出しが多い
MLBの実績はあまりありませんが、年齢も若くこれからNPBで伸びていく可能性がある投手ですね。
日本ハムは先発投手が充実しているので、私はポンセ投手を中継ぎで起用するのかなぁーと予想しています!
2022年の活躍に期待したいですね!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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