こんにちは!ウメサクです(^_^)/
今回紹介するのは「眠れなくなるほど面白い 免疫力の話」という本です。

近年、新型コロナウイルスの影響で「免疫力」について考える機会が増えたという人が多いと思います。
本書はそんな「免疫力」の仕組みや機能、免疫力の上げ方について図解を元に分かりやすく解説してくれる内容になっています。
等記事では、本書の中で特に印象に残った内容を要約・解説、私自身の読んだ感想について書いていきますので、興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい!
- 免疫力が弱く感染症にかかりやすい方
- 免疫力の仕組み・機能について詳しく知りたい方
- 免疫力の上げ方を詳しく知りたい方
「眠れなくなるほど面白い 免疫力の話」の目次

眠れなくなるほど面白い 免疫力の話の目次は以下のようになっています↓
- 自宅で即できる!免疫力を上げる最強の方法5選
- 免疫力を上げる食べ方
- 生活習慣や運動で免疫力を上げる
目次は上記の3章で、生活習慣、運動、食事など場面ごとに免疫力を上げる方法が細かく書かれています。
今回はこの中から、以下の4つのテーマについて紹介します↓
- 免疫力ってなんだ?
- 腸内細菌=免疫力という真実
- 病原菌に打ち勝つ「ファイトケミカル」
- 「ふくらはぎ」を鍛えよう
では、1つめのテーマから見ていきましょう↓
1、免疫力ってなんだ?

免疫力を知る前にまずは、免疫について勉強していきましょう!
免疫は、ウイルスや細菌などの外敵から体を守るシステムのことを言います。
免疫には皮膚や粘膜で異物の侵入を防いだり、侵入された場合は白血球がその異物を撃退する機能があります。

私たちが風邪をひいて熱がでるのも、体が病原体と戦っている免疫反応なんですね!
この生きていく上で欠かせない免疫機能を維持していく力を免疫力と呼んでいます。
しかし免疫力は、普段の生活習慣の乱れ、食事、ストレス、加齢などによって低下する恐れがあります。
免疫力が低下すると、肌荒れ、口内炎、胃潰瘍、感染症にかかりやすくなるなどの悪影響を及ぼすため、普段から免疫力を高めておくことが非常に重要になります。
- 免疫とはウイルスや細菌などの外敵から体を守るシステム
- 免疫には皮膚や粘膜で異物を防いだり、白血球が異物を撃退する機能がある
- 免疫力とは免疫機能を維持する力
- 免疫力は生活習慣の乱れ、食事、ストレス、加齢などで低下する可能性がある
- 免疫力が低下すると感染症などの病気にかかりやすくなる
2、腸内細菌=免疫力という真実


人間の体の中で、免疫力に1番大きく関わっている臓器をどこだと思いますか?
答えは「腸」で、体内にある免疫細胞の70%が腸内に存在し、体全体の免疫機能を支えています。
そして、その免疫細胞を活性化させるのが「腸内細菌」です。
腸内細菌は、消化・吸収を促進する役割の善玉菌、腸の働きを鈍らせる悪玉菌、どちらか優勢な方に同調する作用がある日和見菌の3種類が存在します。
一般的に良好な腸内環境にするには、日和見菌が7、善玉菌が2、悪玉菌が1の、7:2:1の割合で存在するのがベストバランスと言われていますよ。

悪玉菌は悪いイメージがあったので、腸内環境を整えるのに一定数必要なのが驚きました!
そんな腸内細菌のバランスを崩す要因として以下のようなことが上げられます↓
- 暴飲暴食
- 不規則でバランスの悪い食事
- 強いストレスが続く生活
- 睡眠、運動不足
- 食物繊維不足
腸内環境を良くするには、上記の中でも特に食べ物が重要です。
ごぼうや海藻類などの食物繊維、納豆やヨーグルトといった発酵食品を積極的に取り入れることをおすすめします!
- 体内にある免疫細胞の70%は腸内に存在する
- 腸内細菌は免疫細胞を活性化させる
- 腸内細菌には日和見菌、善玉菌、悪玉菌の3種類あり、それぞれ7:2:1がベストバランス
- 腸内細菌のバランスを崩す要因は、ストレス・バランスの悪い食事・睡眠不足などがある
- 腸内環境を良くするには食物繊維や発酵食品を取り入れるといい
3、病原菌に打ち勝つ「ファイトケミカル」


皆さんは、「ファイトケミカル」という言葉を聞いたことがありますか?
ファイトケミカルは、植物に含まれる天然の機能性成分のことです。
動くことのできない植物が、昆虫や紫外線などの外敵から自分の実を守るために生成する成分で、特に野菜や果物の皮に多く含まれます。
ファイトケミカルを細かく分類すると以下のような成分があります↓
- ポリフェノール
- イオウ化合物
- 糖関連物質
- カロテノイド
この中でも1番聞き覚えのある成分は「ポリフェノール」だと思います。
ポリフェノールは、チェコレートや緑茶などに多く含まれており、高い抗酸化力を持っているので免疫力を上げる他に、老化を予防する効果も期待できますよ!

チェコレートは砂糖やミルクが少ないカカオ含有率が70%以上のものをおすすめします!
イオウ化合物は、主にニンニクやブロッコリーに含まれ血液をサラサラにして動脈硬化を予防できます。
糖関連物質は、しいたけや海藻に含まれており、ポリフェノール同様老化の予防効果。
カロテノイドは、にんじんやほうれん草に含まれ、免疫細胞を活性化させ免疫力を上げてくれます。
また、ファイトケミカルは野菜や果物の皮に多く含まれるので、アクの処理をせず皮ごと食べるとより効率的に摂取することが可能です。
- ファイトケミカルは植物が外敵から身を守るために生成する天然の機能性成分
- ファイトケミカルの代表的な成分に、ポリフェノール・イオウ化合物・糖関連物質・カロテノイドがある
- ファイトケミカルを含む食品は、チェコ・緑茶・ニンニク・ブロッコリー・ニンジン・ほうれん草・しいたけ・海藻などがある
- ファイトケミカルはアクの処理をせず皮ごと食べると効率的に摂取できる
4、「ふくらはぎ」を鍛えよう

全身の筋肉の中でもふくらはぎを鍛えることは、免疫力を高めることに大きく役立ちます。
ふくらはぎは、筋肉に収縮によって下半身に溜まった血液を心臓へと送り返すポンプのような役割をしてます。

このような働きから、ふくらはぎは別名「第二の心臓」と呼ばれるほど大切な部位なんですよ!
下記の図は、ふくらはぎが血液を心臓に送り出す仕組みです↓

図のようにふくらはぎの筋肉は、弛緩と収縮を繰り返して滞りがちな下半身の血液環境を良くして免疫力を高める効果があります。
この弛緩と収縮の筋ポンプ作用をより活性化させ免疫力を高めるには、ふくらはぎを鍛える運動をすることが効果的。
具体的な運動は以下のようなものがあります↓
- ランニング
- イスから立ち上がるときに片足立ち
- 歩行中・階段を上るときにつま先立ちで歩く

かかとを浮かせてつま先で数十秒立つだけでも、ふくらはぎに刺激を与えることができるので隙間時間に意識してやってみることをおすすめします!
ふくらはぎの運動で筋ポンプ作用を活性化させて、免疫力を高めていきましょう!
- ふくらはぎを鍛えることは免疫力の向上に役立つ
- ふくらはぎは下半身に滞りがちの血液を心臓へと送り返すポンプの役割を担っている
- ふくらはぎを鍛えることで筋ポンプが活性化し免疫力があがる
- 歩くときにつま先立ちをすることでふくらはぎを鍛えることができる
まとめ:具体的な改善策が多く日常にアウトプットしやすい良書

眠れなくなるほど面白い 免疫力の話について要約・解説しました。
本書は右側のページが文章、左側のページが図解という構成になっているので、読みやすく知識の無い人にも内容が理解しやすいと思います。
普段の生活にも実践できる内容が多いので、健康に関心の高い人は読んでおいて損のない1冊です。
また、今回紹介した内容は本書のごく1部分であり他にも役立つ情報がたくさんありますので、興味のある方はぜひ自分の手に取って読んでみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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