こんにちは!UmeSakuです(^O^)
今年のプロ野球はある日本記録達成に期待がかかっていますが、皆さんはご存じでしょうか?
それは「出塁率」です。日本ハムの近藤健介選手が、1986年に落合博満選手が達成した出塁率4割8分6厘を超える可能性があります!
そこで今回は、日本ハムの近藤健介選手の経歴と高い出塁率を維持できる秘密について分析していきたいと思います。
出塁率とは

出塁率とは、打数、四球、死球、犠飛の合計数のうち、四球、死球、安打で出塁した割合を表します。
(例)20打数5安打2四球2死球1犠飛の場合=(安打数(5)+四球数(2)+死球数(2))÷打数(20)+四球数(2)+死球数(2)+犠飛数(1))=(5+2+2)÷(20+2+2+1)=(9÷25)=0.360
上記の場合、出塁率は3割6分0厘になります。簡単に考えると、この出塁率が高い方が塁に出る確率の高いバッターということになります。
近藤健介選手の経歴と実績


近藤選手は、横浜高校からドラフト4位で日本ハムから指名されました。当時は捕手での指名でしたが、打撃力の高さと送球難などの理由から、サードにコンバートになり最近では外野での出場が多くなっています。
年度別成績&通算成績
近藤選手の年度別成績&通算成績は以下の通りです↓

通算打率.307、通算出塁率.411とどちらも高い成績を残しています。昨年は自身初の最高出塁率のタイトルを獲得しました。
特に2017年はケガで途中から試合に出られず規定打席には到達しませんでしたが、57試合で打率4割を超えるなど、ものすごい成績を残し話題になりましたね!
歴代出塁率記録
歴代の出塁率記録は以下の通りです。(1985年以降)

現在の近藤選手の出塁率は.479なので4位に位置します。残り試合数を考えると1位の.487を超える可能性も十分に考えられます!
高い出塁率を出せる要因は?
次に、近藤選手が高い出塁率を出せる要因について考えていきたいと思います!
選球眼が優れている
近藤選手は、他の選手に比べて選球眼が優れていると思います。下記は2020年の12球団ボール球の見極め率のランキングです↓

上記のランキングを見ると近藤選手はボール球の見極め率が90.25%と一番高く、ほとんどボール球を振らないことが分かります。
ボール球を振らないことで打者有利のカウントが作りやすくなり四球数の増加にもつながります。
実際に近藤選手の四球数は12球団でもトップの70で2位の選手と10個以上の差をつけています。
この選球眼の良さが四球の多さにつながり高い出塁率を維持できる秘密だと思います。
追い込まれても不利にならない
近藤選手のもう一つのすごいところは2ストライクに追い込まれても不利にならないところです。
普通の選手であれば、カウントが追い込まれると高確率で抑えられる確率が上がります。
しかし近藤選手の場合は、2ストライクまで追い込まれてもカット技術が高いので、くさい玉は全てファウルで逃げることができる為、投手の球数が増えていきます。
すると今度は、選球眼の良さを生かしボール球は振らず厳しいコースはカットでファウルにすること繰り返すため、おのずと投手カウントが悪くなり気づくと四球を出しているという状態になるわけです。
また、厳しいコースはファウルで逃げながらも甘く入ったコースはしっかり捉えてヒットにするので、投手からするとお手上げ状態ですね!
この追い込まれてからのカット技術の高さも出塁率の高さにつながっていると思います!
まとめ
日本ハムの近藤 健介選手の出塁率の高さについて分析していきました。
もし、歴代出塁率記録を塗り替えれば34年ぶりの快挙となるので残りの試合も注目していきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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