こんにちは!ウメサクです(^_^)/
広島カープが前ロイヤルズの大型内野手「ライアン・マクブルーム」選手の獲得を発表しました!
すでにピッチャーのアンダーソン投手の契約もしているので、12球団で一番補強の動きが速くやる気を感じますね!
今回の記事では、ライアン・マクブルーム選手の「プロフィール・経歴」・「メジャー・マイナーでの成績」・「打者としての特徴」などをまとめていきたいと思います。
ライアン・マクブルーム選手のプロフィール


名前 | ライアン・P・マクブルーム |
国籍 | アメリカ |
生年月日 | 1992年4月9日(29歳) |
身長 | 190cm |
体重 | 99㎏ |
投球・打席 | 左投・右打 |
ポジション | 一塁手・外野手 |
プロ入り | 2014年 MLBドラフト15巡目 |
経歴 | ・カンザスシティ・ロイヤルズ(2019-2021) |
2014年にドラフト15巡目でトロント・ブルージェイズに指名されプロ入り。
2019年にトレードでロイヤルズに移籍すると、9月3日のタイガーズ戦で「6番・一塁手」として先発出場し、初のメジャーデビューを果たした。
その後はメジャーでの出場機会が減っていき2021年のオフに自由契約となった。
打者成績


- メジャーリーグの年度別成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
2019 | ロイヤルズ | 23 | .293 | 22 | 0 | 6 | 0 | 25 | .361 | .360 | .721 |
2020 | ロイヤルズ | 36 | .247 | 20 | 6 | 10 | 0 | 30 | .282 | .506 | .789 |
2021 | ロイヤルズ | 7 | .250 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | .333 | .250 | .583 |
通算 | 66 | .268 | 44 | 6 | 16 | 0 | 61 | .322 | .427 | .749 |
- マイナーリーグの年度別成績(3Aのみ)
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
2018 | レイルライダース | 96 | .295 | 106 | 11 | 46 | 1 | 106 | .339 | .443 | .782 |
2019 | レイルライダース | 117 | .315 | 130 | 26 | 66 | 2 | 100 | .402 | .574 | .976 |
2021 | ストームチェイサーズ | 115 | .261 | 113 | 32 | 88 | 3 | 109 | .337 | .524 | .862 |
通算 | 328 | .290 | 349 | 69 | 200 | 6 | 315 | .361 | .517 | .878 |
メジャーでは通算66試合出場と実績は少ないが、2020年には20安打中6本塁打と安打の4分の1が本塁打になっており、持ち前の長打力を発揮している。
打率は少し低いですが、メジャー通算の出塁率.322、長打率.427とメジャーの中でも平均的な成績を残しているので、出場機会に恵まれていれば、メジャーでもそこそこの成績を残すような気がします!


MLBの競争率の高さ、レベルの高さを感じますね!
マイナー(3A)の成績では、2021年に32本塁打を放ち本塁打王にも輝いている。
三振の多さは気になるが、3Aでは通算打率も.290と平均以上を記録し、OPSも.878と好成績で出塁能力が高く長打を多く打てる選手だ。
メジャーでは、打率・出塁率・長打率が共に下がっているので、レベルの高い投手にどれだけ対応できるかがNPBで活躍できる鍵になりそうですね。
打者としての特徴
下記はマクブルーム選手の2021年マイナーリーグ(3A)全ホームラン集&MLB全安打集です↓
過去の成績・指標、実際の打撃映像からライアン・マクブルーム選手の打者としての特徴をまとめていきます。
選球眼は普通
「四死球のみでどれだけ出塁しているか」を表す指標IsoD(出塁率ー打率)は以下のようになっている↓
- 2019年・・・0.68
- 2020年・・・0.35
- 2021年・・・0.83
- 通算・・・0.54
- 2018年・・・0.44
- 2019年・・・0.87
- 2021年・・・0.76
- 通算・・・0.71
- 0.69以下・・・悪い
- 0.7~0.8・・・平均
- 1.0・・・優秀
マイナーリーグの通算IsoDは0.71と平均的でそこそこ四球を選ぶことが出来ている。
しかし、パワーヒッターとしては少し物足りない数字にも見えます。
メジャーリーグでの通算IsoDは0.54とマイナーの成績に比べてかなり下がっています。
やはり、レベルの高い投手相手だと四球が選びにくくコンタクト率も下がる傾向にあるようだ。
三振がとても多い
「三振を1つとられるのに何打席必要かを表す指標」PA/K(打席÷三振)の数値は以下のようになっています↓
- メジャーリーグでの通算PA/K・・・2.90
- マイナーリーグでの通算PA/K・・・4.33
メジャー成績のPA/Kが2.90ということは、3打席の内に1回三振をするという計算になるので、かなり三振が多いことが分かると思います。
マイナリーグのPA/K4.33も悪い数字なので、ある程度三振が多いことは覚悟しておく必要があります。
イメージしやすいようにNPBでPA/Kが2.5~4.8前後の選手をまとめてみました↓
- 佐藤 輝明(阪神)・・・2.63
- 塩見 泰隆(ヤクルト)・・・3.43
- 丸 佳浩(巨人)・・・3.81
- 梅野 隆太郎(阪神)・・・4.28
- 村上 宗隆(ヤクルト)・・・4.73
四球も平均的に選べますが、三振数がかなり多いのでカウントを追い込まれると少し怖い選手という印象です。
NPBに多いフォークなどの落ちる球に対応できないと少し厳しくなりそうですね。
ホームランは引っ張りが多いがヒットは広角に打てる
2021年のホームランの内レフト方向が4発、センター方向が2発と引っ張りのホームランが多いのが特徴です。
マイナーリーグでは反対方向にもホームランを打っていますが、圧倒的に引っ張り方向が多いです。
しかし、安打に目を向けるとレフト・センター・ライトどの方向にもヒットが打て器用な面もあります。
MLB通算の安打打球方向の割合は、レフト36%・センター30%・ライト34%となっており、どの方向にもヒットが打てるという特徴があります。
長打力が魅力
マクブルーム選手の一番の魅力は長打力です!
マイナー・メジャーでの本塁打率(1本塁打を打つのに何打数必要かを表す指標)は以下のようになっています↓
- 2019年・・・0.0
- 2020年・・・13.50
- 2021年・・・0.0
- MLB通算・・・27.33
- 2018年・・・32.63
- 2019年・・・15.88
- 2021年・・・13.53
- マイナー通算・・・17.46
メジャーでも2020年には81打数で6本塁打、本塁打率13.50と中軸クラスの成績を残しています。
フルシーズン出場した定で換算すると、本塁打が40~45本になる本塁打率なのでパワーは本物ですね!
また、マイナーでも年々本塁打率は向上しており、2021年には13.53を記録しています。
NPBではジャイアンツの岡本選手と同じぐらいの本塁打率なので、日本でどれだけ打てるか期待がかかります。
また、二塁打の数も多いためマイナー通算長打率も.517と非常に高く打点を稼ぐ能力が高いバッターと言えるでしょう。
4番や5番などの中軸に入れておくとチームの得点能力が大きく変わる可能性を秘めています。
走力はやや平均以下
1秒間に何フィート移動したかを表す走力を測るための指標、Sprint Speedは以下のようになっている↓
- 2019年・・・27.3(ft/s)
- 2020年・・・26.5(ft/s)
Sprint Speedの目安↓
- 26(ft/s)以下・・・遅い
- 26~28(ft/s)・・・平均
- 28(ft/s)以上・・・速い
2021年のデータはありませんでしたが、2020年でのSprint Speedは26.5(ft/s)となっている。
メジャー全体の平均が27(ft/s)となっているので、平均よりやや遅いぐらいの走力で、特別足が遅いということはなさそうですね。
また、盗塁に関してはMLBでは1つも無く、2016年のマイナーリーグでは10個の盗塁を記録しています。
しかし、直近の3Aでは2019年は1盗塁、2020年は2盗塁、2021年は3盗塁となっているので、盗塁はあまり期待できないかなと思います。
守備成績


MLBのポジション別守備成績についてまとめていきます。
ファースト
年度 | 試合 | 刺殺 | 捕殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
2019 | 6 | 47 | 1 | 0 | 2 | 1.000 |
2020 | 10 | 62 | 2 | 1 | 7 | .985 |
通算 | 16 | 109 | 3 | 1 | 9 | .991 |
レフト
年度 | 試合 | 刺殺 | 捕殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
2019 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 6 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
ライト
年度 | 試合 | 刺殺 | 捕殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
2019 | 12 | 18 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 13 | 19 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
守備の特徴
キャリアで一番出場機会が多いのがファーストで、MLB通算では122回を守り守備率.991、マイナー通算では4603回を守り守備率.995と無難にこなしているので、平均的な守備力がありそうです。
また、マクブルーム選手は外野も守ることが出来る。
ライトではマイナー通算664回守り守備率は.993、レフトでは303回を守り守備率.968を記録しています。
レフトの守備率は若干低いですが、ライトは無難に守ることが出来るそうだ。
外野手としては、肩の強さが評価されているが守備範囲が平均より狭いという欠点もある。
守備での貢献度を表す指標UZRの数値は以下のようになっている↓
- ファースト→ー0.2
- ライト→1.0
- レフト→0.5
UZRは0が平均でプラスの値になるほど評価が高く、マイナスの値になるほど評価が低いという見方になります。
MLBでの守備機会は少ないですが、ファーストはほぼ平均的な数値で外野は0.5~1.0と指標上でも平均以上の評価を受けているので、守備に関してはそこまで心配する必要はなさそうですね。
また、打席では右打ちですが、守備では左投げという少し珍しいタイプの選手です。
広島カープではどのような起用になる?


ライアン・マクブルーム選手の打順は4番か5番などの中軸を任されると思います。
今年から鈴木誠也選手がメジャー移籍する可能性が高く、チームの得点能力が大きく下がる懸念があります。
マクブルーム選手は、抜けた鈴木選手の穴を埋める役割を期待されていると思われるので、開幕は4番で起用されると予想します!
また、守備位置はアメリカで1番守備機会が多かったファーストで起用して松山選手と枠を争う形になると思います。
まとめ:内外野守れるユーティリティー性と長打力が魅力の選手


広島カープに新加入するライアン・マクブルーム選手についてまとめました。
2022年は主砲の鈴木誠也選手がメジャー移籍する可能性が高いので、マクブルーム選手がどれだけ穴を埋められるかによって、チーム成績も大きく変わりそうですね。
来季の活躍に期待です!
プロ野球を視聴できるおすすめのネット配信サービスについてまとめた記事はこちらです↓
その他、2022年広島カープに加入した新助っ人外国人の記事はこちら↓
最後までお読みいただきありがとうございました。
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