【広島カープ】新助っ人ニック・ターリーの成績・特徴・プロフィールなどをまとめてみた

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"出典Ben Hershey on Unsplashより引用”
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こんにちは!ウメサクです(^_^)/

広島カープが前ホワイトソックス傘下3A「ニック・ターリー」投手の獲得が決まりました!

既にドリュー・アンダーソン投手、ライアン・マクブルーム選手の獲得を発表しているので、今回で3人目の補強になります。

ウメサク
ウメサク

広島カープは、12球団で一番外国人選手の補強が早く来シーズンへのやる気を感じますね!

今回の記事では、ニック・ターリー投手の「プロフィール」・「成績」・「投手としての特徴」・「カープでの起用法を予想」などをまとめていきたいと思います。

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ニック・ターリー投手のプロフィール

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“出典Ben Hershey on Unsplashより引用”
名前ニック・ターリー
国籍アメリカ
生年月日1989年9月11日(32歳)
身長193cm
体重88㎏
投球・打席左投・左打
ポジション投手
プロ入り2008年 MLBドラフト50巡目
MLB初出場2017年6月11日
経歴

・ペイトリオッツ(2016)

・ツインズ(2017)

・パイレーツ(2020)

・広島カープ(2022-)

2008年にヤンキースからドラフト50巡目で指名されプロ入りし、マイナーリーグの最下層に当たるルーキー級でキャリアをスタートさせた。

2012年に2A級に昇格すると翌年には、2Aで11勝8敗、防御率3.88の好成績を残しアピール。

2016年には独立リーグのペイトリオッツに移籍し10試合で5勝1敗、防御率2.02と好成績を残した。

そして2017年に初めてメジャー昇格し10試合登板機会があったが、防御率11.21思うような成績を残せなかった。

ウメサク
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2008年にプロ入りしてからメジャーデビューするまでに9年かかった苦労人の選手ですね。

2018年には性能向上物質に認定されているイパモレリンの陽性反応が確認され、80試合の出場停止処分を受けてこの年はメジャー・マイナー共に登板機会が無かった。

2020年にもメジャー契約をされたが、翌年の2021年に再びマイナーに降格になっている。

2021年の11月9日に広島カープと契約が合意し2022年からNPBデビューを果たす。

メジャー・マイナーの投手成績

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“出典Thomas Park on Unsplashより引用”
  • メジャーリーグ成績
年度登板先発防御率HS投球回与四球奪三振BB/9K/9WHIP
201710311.21020017.28134.196.802.15
20202504.98033121.211204.678.491.11
通算3537.78053139.119334.377.601.58
  • マイナーリーグ(3Aのみ)
年度登板先発防御率S投球回与四球奪三振BB/9K/9WHIP
2013 11.50  0 06.0  34.506.000.83 
201413124.6253060.143446.446.591.62
201519194.56780102.248854.237.491.37
201718102.6654067.222792.9510.581.18
20214305.0214543.021604.4012.561.14
通算94424.1218195279.21372724.428.771.33

2017年まではメジャー・マイナー共に先発登板がメインだったが、2021年には3Aで43登板全てで中継ぎ登板となっており、中継ぎでの起用がメインになっている。

2021年のメジャーリーグでも、25試合全てで中継ぎ登板をしている。

投手としての特徴

下記は、ニック・ターリー投手の2021年全球種別投球映像です(マイナーリーグ)↓

過去のメジャー・マイナーでの成績・指標、実際の投球映像からニック・ターリー投手の特徴をまとめていきたいと思います。

球種

ニック・ターリー投手の球種は以下の3種類です↓

  • 4シーム
  • カーブ
  • チェンジアップ

球種は3種類ありますが、2020年のMLBではストレートが55.5%、カーブが44.5%の割合で投げており、ストレートとカーブだけで投球を組み立てています。

ウメサク
ウメサク

マイナーではチェンジアップを少し投げていますが、MLBでは2017年に18球しか投げていませんでした。

以下より、球種別のデータを見ていきましょう↓

4シーム

  • 4シーム(MLBのデータ)
年度投球数打数被安打被本塁打奪三振被打率平均球速スピンWhiff%PutAway%
2017200572448.421150.3㎞/h261216.822.2
2020207548111.148151.6㎞/h253622.619.6
NPBの中継ぎ左投手でトップ5に入る平均球速

4シームの平均が2020年で151.6㎞/hとなっており、メジャーの中継ぎでは平均クラスだがNPBでは速いほうになると思います。

(例)NPBの中継ぎ平均球速
  • バード(広島)・・・149.3㎞/h
  • 古谷 優人(ソフトバンク)・・・151.0㎞/h
  • モイネロ(ソフトバンク)・・・152.6㎞/h
  • エスコバー(DeNA)・・・153.3㎞/h

NPBでターリー投手と同じ左のリリーフ投手平均球速のトップ4が上記の選手です。

去年の成績だけ見るとニック・ターリー投手は古谷投手とモイネロ投手の間に入り、3位の位置に入るのでかなり速いことが分かります。

NPBでは特に左投手で球速の速い選手が少ないので、ターリー投手の4シームは、非常に武器になりそうですね!

被打率が低く空振りも奪えるボール

2017年には被打率が.421と打ち込まれていましたが、2020年には被打率.148とほとんど打たれていません。

2017年は先発登板での起用も多かったが、2020年には完全に中継ぎでの起用がメインになり平均球速が1.3㎞/hほど上がったことも関係してそうですね!

また、打者がスイングを試みたときにどれだけ空振りをとったかを表す指標「Whiff%」では、22.6と好成績を残しています。

MLBの平均Whiff%が18.2なので、ターリー投手の4シームは平均に比べて空振りの取れるボールです。

球種が4シームとカーブの2種類しか無い中で、これだけの空振りが取れるということは、かなり質の良い4シームの可能性が高いですね。

スピン量もMLB平均の2262回転に対して、ターリー投手はMLB上位クラスの2536回転もあるので手元でボールが伸び、球速よりも速く感じやすいといったメリットもあります。

最速156㎞/h

平均球速も速いですが、最高球速も156㎞/hを記録しており、左腕ではかなりの速い球速の持ち主です。

NPB最速156㎞/h越えの中継ぎ左腕
  • エスコバー(DeNA)・・・163㎞/h
  • モイネロ(ソフトバンク)・・・158㎞/h
  • 古谷 優人(ソフトバンク)・・・157㎞/h

2021年に最速156㎞/hを越えた中継ぎ左腕は上記の3名のみで、セリーグではエスコバー投手1人となっている。

NPBでも156㎞/h前後のスピードが出せれば、相手球団からしたらかなりの脅威になるだろう。

カーブ

  • カーブ(MLBのデータ)
年度投球数打数被安打被本塁打奪三振被打率平均球速スピンWhiff%PutAway%
2017105  15 5.200 126.2㎞/h  273616.7 14.7
2020 166 21 5 0 9 .238123.3㎞/h  279137.1 17.0
変化量が多きくスピン量も上位クラス

ニック・ターリー投手のカーブは、他の平均的なカーブに比べ変化量が大きいのが特徴だ。

スピン量も2791とMLBでも上位クラスに入る数値を残している。

実際に被打率は2017年に.200、2020年に.238とほぼ打たれておらず、打者にとっても厄介なボールなのが分かります。

また、2020年のWhiff%が37.1も驚異的な数字で空振りも多く奪えている。

去年は4シームとカーブの2球種しか投げていないのに、これだけの空振りを奪えるのはすごいですね!

カウントを取るときやウイニングショットにも使えそうなボールなので、NPBでもかなりの武器になりそうだ。

チェンジアップ

  • チェンジアップ(MLBのデータ)
年度投球数打数被安打被本塁打奪三振被打率平均球速スピンWhiff%PutAway%
201718  3 1 0.750 140.2㎞/h 2038 0.0 ー 
実戦で使えるか微妙な球種

過去のデータを見ても18球と投球回数自体が少ない上、4打数で3安打とかなり打ち込まれています。

2020年には一球も投げていないことから、あまり自信のある球種では無いことがうかがえます。

また、4シームとチェンジアップの投球映像を見てみると、チェンジアップの時は若干腕の振りが弱く見えたので、打者に変化球と気づかれやすいように感じました。

MLBとNPBの公式球は重さも皮も違うため、NPBのボールにフィットすればより強力な変化球になる可能性もありますが、あまり期待はできないかなという印象。

四球が多く制球は悪い

9イニングの間にいくつ四球を与えてしまったか(与四球率)を表す指標「BB/9」は以下のようになっている↓

  • マイナー通算BB/9・・・4.42
  • メジャー通算BB/9・・・4.37
BB/9の目安
  • 2.0・・・非常に優秀
  • 2.5・・・優秀
  • 3.0・・・平均
  • 4.0・・・悪い
  • 4.5・・・非常に悪い

ターリー投手のBB/9の平均はメジャー・マイナー共に4.40前後となっている。

つまり、9イニングを投げた際に4~5個の四球を出す計算になるためかなり四球が多く、制球はあまり良くないだろう。

特に変化量の多いカーブを見切られ四球を出すパターンが多かった。

NPBのボールはMLBに比べ滑りにくく変化量も下がる傾向にあるので、NPBのボールに慣れることができればMLB時代よりも制球が安定するかもしれないですね!

右打者の方が得意

  • 対右打者(MLB)
年度球種打数被安打被本塁打奪三振被打率平均球速Whiff%PutAway%
20204シーム42507.119151.4㎞/h21.220.6
2020カーブ11305.273123.0㎞/h39.119.2
合計 538012.151
  • 対左打者(MLB)
年度球種打数被安打被本塁打奪三振被打率平均球速Whiff%PutAway%
20204シーム12314.250151.8㎞/h25.618.2
2020カーブ10204.200123.6㎞/h33.314.8
合計 22518.227

2020年のMLB右打者への被打率が.151、左打者への被打率が.227とどちらもよく抑えているが、右打者に対しての成績の方が良い。

2021年のマイナーリーグ右打者への被打率.159、左打者への被打率.224とマイナーでも右打者の方が抑えられているデータがあります。

一般的に左投手は、左打者に強い選手が多いですが、ターリー投手は右打者を得意にしているので珍しいタイプですね!

また、右打者・左打者共にWhiff%の数値が良くどちらの打者に対しても空振りが取れています。

4シームとカーブどちらとも高い奪三振能力があるので、2球種をウイニングショットで使えるのがすごいですね!

ただし、気になるのが右打者61人に対して4四球左打者27人に対して7四球と左打者に対して制球を乱す場面が多く左打者に対して投げにくさを感じている可能性があります。

奪三振能力が非常に高い

9イニングを投げた時にどれだけ三振を奪えるかを表した指標「K/9」は、以下のようになっています↓

メジャーでのK/9
  • 2017年・・・6.80
  • 2020年・・・8.49
  • メジャー通算・・・7.60
マイナーでのK/9
  • 2013年・・・6.00
  • 2014年・・・6.59
  • 2015年・・・7.49
  • 2017年・・・10.58
  • 2021年・・・12.56
  • マイナー通算・・・8.77

K/9の平均は約7.0になっています。

MLBでも2017年の6.80から、2020年には8.49と向上し高い数値を残している。

中継ぎ投手なので、先発に比べて三振が奪いやすくK/9の数値は上がりやすい傾向にあるが、それでもMLBで8.49は優秀な成績だ。

マイナーリーグでは年々K/9の数値が上がっており、2017年は10.58、2021年12.56と驚異的な成績。

セリーグ中継ぎK/9ランキング
  1. 栗林 良吏(広島)・・・13.93
  2. コルニエル(広島)・・・11.59
  3. R.マルティネス(中日)・・・11.06
  4. 高梨 雄平(巨人)・・・10.85

上記の4選手がK/9のトップ4となっており、ターリー投手の12.56はNPB中継ぎの中で2位に入るほどの好成績です。

K/9の成績が年々上がっているので、2022年の活躍が楽しみになりますね!

広島カープでの起用法は?

広島カープイメージ画像
“出典Timur Garifov on Unsplashより引用”

ニック・ターリー投手は、中継ぎ投手として起用される可能性が高いと思います。

理由は以下の3点です↓

  • 球種が少なく先発向きじゃ無い
  • セットアッパーが固定できていない
  • 奪三振能力が高い

ターリー投手は、球種が少ないので長いイニングを投げる先発で起用すると打者の目が慣れ打たれる可能性が高くなります。

また、球のスピードが速く奪三振能力が高いので短いイニングを全力で投げた方が、相手にとって脅威になるでしょう。

広島カープは、蟹江投手や森浦投手など良い中継ぎ左腕がいますが、絶対的な中継ぎエースと呼べる選手がいません。

去年左のセットアッパー候補として獲得したバード投手も期待以上の成績は残せなかったので、ターリー投手はよりセットアッパーとして期待が大きくなりそうです!

まとめ:制球が不安要素だが4シームとカーブは三振が奪える一級品

野球イメージ画像2
“出典superloop on Unsplashより引用”

広島カープの新助っ人ニック・ターリー投手についてまとめました。

他にも新加入した、ドリュー・アンダーソン選手、ライアン・マクブルーム選手についても別記事でまとめているので、興味があれば合わせて読んでみて下さい↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

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