こんにちは!ウメサクです(^_^)/
今回紹介するのは「行動最適化大全」という本です。
仕事、健康、人間関係、学習など人それぞれなにかしらの悩みを抱えていると思います。
本書は、様々な状況や時間帯ごとによって最適な行動があることをイラスト付きで分かりやすく解説しており、上記のような悩みを解消するのに役立つ内容となっています。
著者は、YouTubeでチャンネル登録者数31万人の「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」を運営する樺沢先生で、心や健康の悩みに関する動画を多く配信されています。

私自身もよく樺沢先生のYouTubeを見て参考にしています!
今回はそんな樺沢先生が書かれた行動最適化大全の一部分を要約・解説していきますので、本書に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい!
「行動最適化大全」の目次

行動最適化大全の目次は以下のようになっています↓
- イラストでわかる最高の1日をつくる行動の最適化
- 「朝」の最適化
- 「昼」の最適化
- 「夜」の最適化
- 「仕事」の最適化
- 「学習」の最適化
- 「コミュニケーション」の最適化
- 「健康」の最適化
- 「人生」の最適化
第1部ではイラストを交えてざっくりと最適化の方法が紹介されているので、サラッと読むことができます。
第2部では学術的な研究データや著者の精神科医としての経験に基づいたエビデンスなどがまとめられており、より深い内容になっています。

第1部でざっくりと内容を理解し、第2部でさらに内容を深掘りしていくという構成になっています!
今回の記事では、第5章「学習」の最適化に出てくる、「アウトプット」の最適化について紹介します。
テーマは以下の3つです↓
- 3つのタスクのサイクルを回す
- インプット、アウトプットの黄金比は3対7
- アウトプットしなければ情報は捨てられる
では、1つめのテーマから見ていきましょう↓
1、3つのタスクのサイクルを回す


皆さんは、「インプット」・「アウトプット」の意味を理解していますか?
インプットは、「読む」・「聞く」・「見る」などの行動を意味し脳内の情報量を増やすことをいいます。
- 教科書や本を読んで知識を入れる
反対にアウトプットは、「話す」・「書く」・「行動する」ことなどを意味し、過去の経験や学びから発言や行動に反映させることをいいます。
- 自分が勉強した内容を友達に教える
しかし、新しい本を1冊読み知識をつけて、その内容を実践しなかったり人に話さないなどのインプットだけで終わってしまう人が多いです。
一見、インプットだけで知識が定着するように見えますが、これだけだと得た知識を直ぐに忘れてしまうのです。

例えば自分が読んだ本の内容を他人に教える(アウトプット)と、自分自身も内容を復習(インプット)することができますよね?
このようにアウトプットすることは、同時にインプットすることにも繋がるので、インプットよりもアウトプットを行うことが知識を定着させるのに重要になります。

インプットよりもアウトプットを行ったほうが記憶に残りやすいので、知識をつけたら実際に行動を起こしてみることが大事ですね!
また、本書では他にフィードバックをすることも大事と書かれています。
フィードバックとは、アウトプット後の問題点・修正点・改善点を見いだし次のインプットにつなげていくこと。
フィードバックが無いと、同じ過ち・失敗を繰り返してしまうことになります。
インプット→アウトプット→フィードバック、そしてまたインプット。
上記のようなサイクルを回すことでより良い自己成長につなげることができます。
- アウトプットを行うことで同時にインプットも行える
- アウトプットしたほうが記憶に定着しやすい
- インプット→アウトプット→フィードバック→インプット→・・・のサイクルが最適
- インプットを行ったら直ぐに行動(アウトプット)を起こそう!
2、インプット、アウトプットの黄金比は3体7

先ほどの章でも話しましたが、アウトプット無くして自己成長はありません。
アメリカのコロンビア大学で、100人以上の子供を対象に紳士録に書かれたプロフィールを暗唱するように指示を出しました。
各グループで「覚える時間(インプット)」と「練習する時間(アウトプット)」の割合を変えて実験したところ覚える時間(インプット)に約30%費やしたグループが高得点をとりました。
つまり、インプットとアウトプットの黄金比は3対7ということになります。
逆に、インプットとアウトプットを7対3の割合で行った場合は学習効率が下がり、黄金比とは真逆のデータ。
インプットとアウトプットの比率が変われば、同じ時間勉強しても得られる効果が全く異なるということになります。
例えば、勉強で思うように結果が出ないという人は、「教科書を読む」というインプットを減らして、「模擬試験を受ける」、「自分の言葉で人に教えてみる」などのアウトプットを増やしてみると良いかもしれません。
- インプットとアウトプットの黄金比は7対3
- インプットとアウトプットの比率が変われば得られる効果が全く異なる
3、アウトプットしなければ情報は捨てられる

脳に入力された情報は2~4週間、大脳辺縁系の「海馬」に一時保存されます。
その後、海馬は「重要な情報」を長期記憶できる側頭葉に移し、「重要でない情報」は忘れます。
海馬は仮保存期間中に「何度も使われる情報が重要」、「それ以外は重要ではない」と判断します。
「短期間に2、3回使われた情報は今後も使われる可能性が高い」と海馬は判断するのです。
なので、1度本を読んだだけでその後アウトプットを行わないと、海馬はその情報は重要な情報では無いと判断し忘れてしまいます。
つまり、記憶に残したいことがあれば、必ず2週間に3回のアウトプットをする必要があります。
- 海馬は「重要な情報」と「重要では無い情報」の選別を行う
- 海馬は「短期間に2、3回使われた情報は今後も使われる可能性が高い」と判断する
- 2週間に3回のアウトプットを行うことで記憶に定着しやすい
まとめ:各行動の最適化方法が分かりやすく書かれた本

行動最適化大全の「アウトプット」の最適化について紹介しました。
私自身も本を読んだだけで自己満足してしまうことが多かったので、今回の内容を通してアウトプットの重要性を知ることができました。
アウトプットをすることで記憶の定着も早くなるので、新しく得た知識を即実践するなど行動を起こしてみて下さい!
また、今回紹介した内容は本書のごく1部分であり他にも役立つ情報がたくさんありますので、興味のある方はぜひ自分の手に取って読んでみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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